映画『チャーリーとチョコレート工場』
【9月10日特記】 映画『チャーリーとチョコレート工場』を観てきた。帰省中のため今回は神戸国際会館。タイトルでも、工場主の姓名でも頭韻を踏んでいる。
ディーテイルではいろいろとびっくりさせてくれるが、大筋先行きは見え見えだし、ハリウッドがこれでもかこれでもかと繰り出してくる、アメリカ人が大好きなお馴染みの「教訓」が込められている。ほんで予定調和。
にもかかわらず、これがむちゃくちゃ面白い。と言うか、これをむちゃくちゃ面白いと感じるかどうかが感性の分かれ目という感じか? そこらへんのアミューズメント・パークなんか足許にも及ばない、と僕は思うのだが・・・。
こういうものにまじめに取り組めるところがティム・バートン監督のすごさであるような気もする。
それにしても、ロアルド・ダールって、いつの間にか児童文学を書いていたんだね。『あなたに似た人』みたいな皮肉たっぷり、ブラック・ユーモアてんこ盛りの作家、という意識しかなかったのだけれど。
ウンパ・ルンパのダンスと歌が最高! これは原文の歌詞を取り寄せてチェックしたいなあ。きっと言葉遊び満載だろうと思うのだが、悲しいかな歌についてはほとんど何も聴き取れなかった。
英語を完璧に聴き取れれば、きっともっともっと楽しめる作品なのだろう。でも、聴き取れなくても充分であるとも言える。
ああ面白かった。
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