映画『姑獲鳥の夏』
【7月16日特記】 映画『姑獲鳥(うぶめ)の夏』を観てきた。カップルの他、男2人、男1人、女2人、父娘(ひょっとしたらジジイと愛人かも)など、客層はバラエティに富んでいていた。これは助かる。
あまりに客層が偏った映画を観に行くと、一旦座ってしまえば何てことないのだが、外で並んで待っている間が居心地悪いのである。若い人ばかりとかカップルばかりというのはそれほど気にならないが、こないだの『電車男』みたいにほとんどが若い女性となると、独りで観に行っているオヤジは肩身が狭いのである。
大阪・梅田界隈ではブルク7とかナビオTOHOプレックスとか、シネコン・タイプの全席指定の映画館が増えているが、東京では、と言うより僕がよく見に行く新宿ではほとんどそういう映画館がない。従って並んで待たなければならない。そういう時は今回のように客層が多彩なほうが有難いのである。
ところで肝心の映画の話だが、これは熱狂的なファンを持つ京極夏彦の原作で、しかも伝説のデビュー作なのだそうである。
申し訳ないけれど、僕は彼の本を1冊たりとも読んだことがないし、読みたいと思ったこともない。そんな奴が、しかも原作を読まずにこんなことを言うのもおかしな話だが、多分「映画化」としては大成功だったのではないかと想像する。では「映画」としては成功だったのかどうかと言えば、それは原作が好きかどうかにかかってくるのではないか?
残念ながら、僕には「どう考えても無理がある」という気がした。
ただし、「うるさい! お前なんかにこの映画を語る資格はない」とお怒りの京極ファン諸兄のためにつけ加えて書いておく。
──実は映画の帰りに紀伊國屋書店に寄って原作本を買ってしまった。
Comments
はじめまして TBさせていただきました~
私はこの映画、成功とは言い切れない
気持ちがあります。
原作のほうがコノ映画をみて
よりスキになったという点では成功なのかな?
最後の、原作かってしまった。の感想に
笑いました♪とても面白いので
是非読破してください♪
Posted by: 蛍 | Saturday, July 16, 2005 23:05
> 蛍さん
ども。かなりコアな方からのコメントのようで、ちと怖いです。ドキッとしましたw
最後の2行書き添えといて良かった。
ところで、そーですか、謎解きの部分は原作と違うのですね。
原作読むのが楽しみです。
Posted by: yama_eigh | Saturday, July 16, 2005 23:48