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Monday, March 28, 2005

入社面接

【3月28日更新】 入社面接をした。

休憩時間に、同じく面接官を担当した同僚の一人が「我々がフィルタ役で良いのかなあ」と申し訳なさそうに言ったが、それで良いのである。

面接は受験者にとっての腕試しでも運試しでもなく、我々双方にとっての縁試しなのだから。

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Saturday, March 26, 2005

『白夜行』東野圭吾(書評)

【3月26日特記】 よく練られた構想である。

初っ端に質屋の主人が廃墟ビルで殺される事件があり、その後暫く次から次へと新しい登場人物が出てきて新しい話が語られる。読者はもちろんこれらの話が全てどこかで繋がることを知っている訳だが、それがいつ、どこで、どう繋がるのかなかなか予見させない。

最初の殺人の後は、死体が見つかったり証拠が上がったりするような明らかな殺人事件はない。が、コンピュータ犯罪、横領、恐喝、性犯罪、暴力など考えられる限りの悪事が繰り返される。そのいずれにもどうやら関わっていると思われる亮司の心の中のとぐろを巻くような暗部が暗示される(が、直接には描かれない)。

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映画『鉄人28号』

【3月26日更新】 映画『鉄人28号』を観た。昔懐かしいあのテーマソング。擬声語・擬態語のオンパレードで繋いで行くあの手法は天才的だとかねがね感心していたのだが、今日クレジットを見たら作詞は三木鶏郎だった。納得。

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Monday, March 14, 2005

『ダーリンの頭ン中』小栗左多里&トニー・ラズロ(漫画評)

【3月14日特記】 僕は言葉に関するHPを運営している割にはあまり言葉に関する本を読まない。これを独善的だと批判することもできるし、いや独創的なのだと負け惜しみを言うこともできるだろうけれど、実のところ僕はそんな大それたことを考えて読まないのではなくて、単にあまり読む気になる(言葉の)本に出会わなかったというだけのことだ。

これはそんな僕が読む気になった、言葉に関する本である。なんと言ってもとっつきが良い。マンガだし。でも、マンガだと侮ってはいけない。これは国際人と国際結婚した国際漫画家による国際エッセイ・マンガなのである。

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Thursday, March 10, 2005

『死体はみんな生きている』メアリー・ローチ(書評)

【3月10日特記】 皆さんは本を買った時にまず目次を読みますか? 私は読みます。小説ならざっと、ノンフィクションならかなり入念に。小説などの場合は下手な章題をつけられるとネタバレになってしまうので考えものですが、論文やエッセイなどの場合、目次はかなり精度の高い要約なのです。

それでこの本なんですが、私は目次を読んでいる段階で「しまった、とんでもない本を買ってしまった!」と大いに後悔してしたのでした。

死んでしまった人の体が、生き残った(あるいはこれから生まれてくる)人たちの明るい未来のためにさまざまな研究に使われているというのは却々興味深いテーマです。ここでは死体が、我々が想像もしなかった「用途」に供されているさまが克明に綴られていて、それはそれで意義も感銘もとても深いのですが、そもそも私は(たとえ死んだ人であっても)肉体を切ったり縫ったりする類の話は大の苦手なのです。

この本、目次を読んだだけで結構「来てます」。

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