« 『ヒューマン・ステイン』フィリップ・ロス  | Main | 『重力ピエロ』伊坂幸太郎(書評) »

Monday, July 26, 2004

『球形時間』多和田葉子(書評)

【7月26日特記】 多和田葉子って、曲者。2年近く前に1冊だけ『容疑者の夜行列車』を読んでいて、あの本をイメージして買ったのにこれは全く違う!

あの本もちょっとねじれた、不思議でイミシンな時空間を描いていたけど、こっちはこっちで全然タッチが違って(なにせ主人公は女子高生! その分タッチが軽い。いや、はて? 果たして主人公は女子高生サヤなのか男色の同級生カツオなのか?)、こっちのほうがもっと曲者、ちゅうか何じゃこれ?

しかもドゥマゴ文学賞受賞作品と来た。ドゥマゴ文学賞って、何?

帯には「あっちへこっちへと転がりながら、はからずも核心へと向かってゆく少女と少年の日常を描く、愉快かつ挑戦的な最新長編」とある。

確かにそう言えばそうなのだけど、作品の醸し出すムードはこの文章からは遠いぞ。大体これが少女と少年の「日常」か? すごい非日常だと思うんですけど(タイトルからして休憩時間が「球形」なのでグルッと廻って戻ってくる?)。そして「核心」って、何?

どうも僕には難しすぎる、いや、難しく考えすぎか? ただ雰囲気は愉しめる。不思議な雰囲気。

|

« 『ヒューマン・ステイン』フィリップ・ロス  | Main | 『重力ピエロ』伊坂幸太郎(書評) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/110115/56747657

Listed below are links to weblogs that reference 『球形時間』多和田葉子(書評):

« 『ヒューマン・ステイン』フィリップ・ロス  | Main | 『重力ピエロ』伊坂幸太郎(書評) »