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Tuesday, January 20, 2004

『探偵大杉栄の正月』典厩五郎(書評)

【1月20日特記】 典厩五郎の本は初めて読んだ。ま、こんなもんかな。そこそこ面白かった。

歴史上の人物をいろいろ取り混ぜてミステリを作るという趣向だ。これは音楽で言えば企画もののアルバムみたいなもんで、実は書いている作者本人が一番楽しかったのではないだろうか(どうやらこの作家はそういう作品をたくさん書いているようだが…)。

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Tuesday, January 06, 2004

『甘美なる来世へ』T.R.ピアソン(書評)

【1月6日特記】 読み始めてすぐにガルシア・マルケスの有名な長編を思い出した。あの小説は読めども読めども改行がなくて難渋したが、この小説の場合改行はまあ1頁に1回くらいの割合で出てくるのだがともかく句点が少なくて、つまり読めども読めども文が終らなくて、しかも読点がやたら少なくて読み辛くてかなわない。

ところが、これは原文からして巧いのか翻訳が巧みなのかは判らないが、読み進むうちにリズムが出てきて、そのリズムに乗ってしまいさえすれば後はスラスラ読めてしまって面白い。

もっとも冒頭の一文が特に一段とだらだら長いのは確かで、それはコケオドシと言うか、単に作者のイタズラなのだろう。

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