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Friday, March 28, 2003

"THE CATCHER IN THE RYE"J.D.SALINGER(書評)

【3月28日特記】 この小説が書かれたのはもう半世紀以上前だ。僕が読んだのは名訳と言われた野崎孝による訳本で、もう20年以上前のことになる。

そして今年、村上春樹による新訳が出る前に、どうしても原文で読んでおきたくなって読んでみた。サリンジャーの作品で、原文で読むのは3作目である。

米口語表現にある程度通じていさえすれば読むのはそう多難ではない。多分大学生の時よりも早く読めたのではないかと思う。

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Monday, March 03, 2003

『阿修羅ガール』舞城王太郎(書評)

【3月3日特記】 んなもん感動するわきゃねーだろーがと思いながらとりあえず読み始めたらちゃんと感動した。驚異の冒険小説。

って、この bk1 の内容紹介もそうだけど、結構みんながこの文体を真似したくなる。おもしれーと思って真似してるかっつーと、プリティ・ファッキン・ファー・フロム・イット。ただ感染るんだよね、このリズム。読んでるとノッてくる。

ラップだね、これは。そう、ラップのリズム。

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Sunday, March 02, 2003

『半落ち』横山秀夫(書評)

【3月2日特記】 これは多分読む側の趣味の問題だろうし、あるいは僕のような趣味の人間はほとんどいないのかもしれないが、ともかくこの本は薄い。それは内容が薄いという意味だと思ってもらっても良いし、また文字通り本の厚さの問題であると受け取ってもらっても良い。

始めから終わりまで、あまりにすらすらと読めてしまうのが逆になんだか頼りないのである。
もっと細かく書き込んで行けばもっと良い作品になるのになあという気がしてならない。

別に重厚な長編が偉くて軽快な短編は劣ると言うつもりはない。単にこの作品が重厚な長編向きの素材であるのに惜しい気がするのだけのことである。

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