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Sunday, January 26, 2003

『Windowsはなぜ動くのか』天野司(書評)

【1月26日特記】 日経BP社の「なぜ」シリーズ第2弾である。すでに第1弾『プログラムはなぜ動くのか』と第3弾『ネットワークはなぜつながるのか』は読んでいて、その間が抜けているのもなんとなく気持ち悪くて読んでみたのであるが、結果的には大満足である。

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Monday, January 13, 2003

『バースデイ・ストーリーズ』村上春樹編訳(書評)

【1月13日特記】 アンソロジーというのは勝手なものだ。それぞれの作者がそれぞれの思い入れで書いたものに勝手に統一性を見つけてかき集めてきて1冊の本にしてしまうのである。思えば本やCDでアンソロジーを編む作業をしている人は何と楽しいだろうか。

おまけにこの本では、村上春樹は編集だけでなく翻訳まで手がけている(さらに自分でもバースデイに関する短編を1つ書き下ろしている)のである。まるで小学生が工作にいそしむみたいに、嬉々として作業を進めている編者の姿が目に浮かんでくる。

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Saturday, January 04, 2003

『ねじの回転』恩田陸(書評)

【1月4日特記】 「これは恩田陸ではない!」と憤るファンが出てくるかもしれない。しかし、作者名が恩田陸となっている限り、これもまた恩田陸なのである。

作品の風合いはともかく、よくもまあ、こんな入り組んだストーリーを考えるなあ、と思わせるところはいつもながらの恩田陸なのである。

歴史ものであり、読んでいる最中も読んだ後も頭がクラクラするあたりは、フィリップ・K・ディックの『高い城の男』を連想させる。『高い城の男』が第2次世界大戦を起点とする一種のパラレル・ワールドであるのに対して、こちらは2.26事件を起点として、時間が重層的に入り乱れている。この仕組みの面白さは恩田陸ならではのものと言える。

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