「キネマ旬報」2月下旬号(2)
【2月6日特記】 さて、一昨日の記事タイトルが(1)なら当然(2)があるはず。ということで、今年もやります。キネマ旬報日本映画ベストテン採点表の分解と分析:
キネ旬の投票は各審査員(2016年度の日本映画の場合は「本誌編集部」を含む64名)がそれぞれ55点を持って、1位には10点、2位には9点、3位には8点、…、9位には2点、10位には1点を投じるシステムです。
僕はこれを毎年、1)何人の審査員が投票したか、2)投票した審査員1人あたりの点数は何点か、を調べて「得点=○人×平均△点」という形に分解してみます。
そうすることによって、a)点数はそれほど高くないけれど多くの審査員が投票した【広く人気のあった作品】と、b)投票人数は少ないけれどそれぞれが高い点数をつけた【思い入れ度の高い作品】の区別がなんとなく見えてくるからです。
統計学的に正しい手法かと問われると心もとないですが、1位から10位ぐらいまでに限定してやるのであれば、そこそこ妥当な傾向が明らかになると僕は感じています。
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