「キネマ旬報」2月下旬号(2)
【2月14日特記】 さて、今年もキネマ旬報日本映画ベストテンに関して毎年やっている分析を書きます。
恒例になっているので楽しみにしてくれている方、なんていないだろうけれど(笑)、単に何年か続けてやってきたことなので今年もやってみます。
やり方は例年と同じ。キネ旬の投票は各審査員(2013年度の日本映画なら62人)がそれぞれ55点を持って、1位には10点、2位には9点、3位には8点、…、9位には2点、10位には1点を投じるシステムである。
で、それぞれの映画の得点を、1)何人の審査員が投票したか、2)投票した審査員1人あたりの点数は何点か、を調べて、「得点=○人×平均△点」という形に分解してみるのです。
そうすることによって、a)それぞれの点数はそれほど高くなくても多くの審査員が投票している=広く人気のあった作品と、b)投票人数は少ないがそれぞれが高い点数をつけている=思い入れ度の高い作品を見極めようという試みです。
統計学的には決して正しい方法ではないですが、1位から10位までに限定して、大まかな傾向を見ようとするのであれば、そこそこ適当な方法ではないかと思っています。
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