Thursday, May 26, 2022

【note】 「地球最後の日に持ち金を使い果たす」報道に思う

【5月26日 埋】 また忘れてましたが、note に記事を書きました。ここにも埋めておきます:

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Tuesday, May 24, 2022

映画『バブル』

【5月24日 記】 映画『バブル』を観てきた。

僕はアニメに詳しいほうではないが、虚淵玄という名前は知っている。ま、読み方が難しいから憶えていただけかもしれないが(笑)

その虚淵玄が脚本を書き、WIT STUDIO が制作したという情報と、あとは予告編で若干見た印象だけで観に行った。どういう話なのかも全く知らず(他に「企画・プロデュース」で川村元気というビッグネームも名を連ねていたが、それは後から知った)。

しかし、初めのほうでいきなり説明的な台詞があってげっそりした。僕は登場人物が観客に状況を説明するために不自然な台詞を吐くのが大ッ嫌いである。それと、せめて英語のタイトルだけでも BUBBLES にしておけば良いのに、単数形はあり得ないだろう、などと余計なことを考え始めていた。

しかし、話がどんどん展開して行くと、その圧倒的な作画能力の前に完全に屈してしまった。

モチーフは『人魚姫』だそうだ。しかし、僕は男の子だったので、小さいときに絵本で『人魚姫』を読んだという記憶もないし、いまだにどんな話かも知らない。でも、荒木哲郎監督は知ってたってことか?

ただ、この作品の面白さは人魚姫自体にあるのではなく、その人魚姫を“重力が壊れた東京”という舞台に置いたことである。

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Sunday, May 22, 2022

Play Log File on my Walkman #148

【5月22日 記】 2ヶ月ぶりにプレイログを披露します。と言っても、今回も5曲だけ。

  1. ふたりは若かった(小山ルミ)
  2. 私の家(六文銭)
  3. ロックンロール・ナイト(佐野元春)
  4. いいじゃない(渡辺美奈代)
  5. MIDNIGHT(甲斐バンド)

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Saturday, May 21, 2022

映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』

【5月21日 記】 映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』を観てきた。

まずは何と言ってもこれだけの豪華キャストが1人も欠けずに、入れ替わることもなく、全員が再結集したこと。これはちょっとやそっとのことではない。

前作は、原作ファンの間ではあまり芳しくない評価もあったようだが、少なくとも僕はあのキャストは大正解だと思っていて、とりわけマスタング大佐(ディーン・フジオカ)、ホークアイ中尉(蓮佛美沙子)、エンヴィ(本郷奏多)、グラトニー(内山信二)、ウィンリィ(本田翼)らは大のお気に入りだった。

とは言え、前作から撮影は4年ぶり、公開は5年ぶりという月日はあまりに長く、エド役の山田涼介は前作ではまだ少年の面影が少し残っていたのが今作では完全に青年のイメージであり、まあハリー・ポッターほどではないのだが、ちょっと辛い部分もあった。蓮佛美沙子も然り。

僕は原作は読んでいないが、TVアニメと映画版アニメは観ている。しかし、ろくに何も憶えていないのはいつものことだ(笑) とは言え、この映画を見ていると、「あ、慥かにこんなシーンがあったな」とか「そうそう、こいつは悪い奴だった」などと思い出すことも少なくなかった。

ただ、(何しろおぼろげにしか思い出さないので、ここがそうだと正確に指摘できないのだが)あれだけの長い作品を3本の構成とは言え映画で全て描くのは至難の業で、当然省いたり、組み替えたり、大胆に書き換えたりということが起こる。

そこが少しうまく行っていない感じもあり、展開上やや破綻を来している印象を持ったところもある(特にスカーの言動に関して)。また、台詞が滑っていたり、演技が大げさになっていたりするところもいくつか引っかかってしまった。

いや、ひょっとしたらアニメと同じ設定や進行であったにも関わらず、アニメで見たら違和感がなかったのに、実写で見ると引っかかったのかもしれない。それはそれで演出の問題である。

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Tuesday, May 17, 2022

【note】 パワハラ時代を乗り越えてきて

【5月17日 埋】 忘れていましたが、先日 note にまた記事を書きました。ここ最近同じようなことばかり書いてますけどね(笑)

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Sunday, May 15, 2022

『ヒット曲は発明だ!』羽島亨(書評)

【5月15日 記】 本屋でたまたま見つけて買った。こんな本が読みたかったのだ。2018年に発売されていたのに全く知らなかった。

著者はポニーキャニオンでさまざまな歌手のプロデューサーを務め多くのヒット曲を放ってきた人。

昭和歌謡ブームもあって、「ヒット曲の秘密を探る」みたいな本は結構出ている。が、僕にとってはどれもこれも食い足りない感じだった。

それらの多くは歌詞ばかりに注目して音楽面の考察が不足していたり、音楽的な構造に踏み込まずに単なる印象で語っていたり、とかく抽象的、あるいは部分的で、「○○っぽい」とか「○○の要素を取り込んだ」などの曖昧な表現が多かったりした。

それに対してこの本のありがたいのは、まず、取り上げている全曲の楽譜が載っていること。それも4小節や8小節ではなく、全曲の全スコアがコードネーム入りで記載されていることである。

第1部「1960年代」から始まって、10年ごとに第5部の「2000年代」までで23曲を扱っているのだが、単にそれぞれについて解説しているだけではなく、これらを読み進むことによって、作曲するための、あるいは楽曲を分析するための基本的な知識が身につく構造になっているのだ。

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Saturday, May 14, 2022

映画『シン・ウルトラマン』

【5月14日 記】 映画『シン・ウルトラマン』を観てきた。

知人が facebook に

『シン・ゴジラ』のように、ゴジラだけどゴジラじゃなかったー!的な面白さではないかも。ウルトラマンより、もっとウルトラマンだったー!って感じ。

と書いていたが、確かにそんな感じ。

ただ、オリジナルのウルトラマンの頃より特撮技術は長足の進歩を遂げているから、やっぱりリアリティも迫力も格段に上がっている。

いや、特撮と書いたが9割はミニチュア特撮ではなく CG なのだそうだ。ビルの破壊などの物理計算をする CGI が格段に良くなっているとのこと。なるほど、それであんな画が完成するわけだ。

とは言いながら、神永(斎藤工)がウルトラマンに変身するシーン、そして、ウルトラマンが空にビューンと飛び上がって行くシーンについては、昔の円谷プロがやっていた、動かない人形を使った感じをそのまま残しているのが憎い。

カメラは、演じている役者自身が手持ちで至近距離から共演者を捉えた GoPro や iPhone を含めてかなりの数を用意し、さらに役者に何度も何度も同じシーンを演じさせて一番良いアングルを選んだと言う。

結果的には、人物を徹底的に下からあおって撮った画が圧倒的に多く、たまに俯瞰、そして時々ものすごいドアップの1ショットが入る構成で、これは却々面白かった。

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Friday, May 13, 2022

NHK BS4K 『雪国』

【5月13日 記】 NHK BS4K で録画しておいた『雪国』を観た。脚本は藤本有紀。

川端康成にも主演の高橋一生にもさしたる興味はない。ひたすら駒子役の奈緒が観たくて録画したのだ。奈緒はこのところ僕が一番推している女優である。

まず驚いたのは画の綺麗さ。いや、綺麗は綺麗なのだけれど、綺麗と言うよりもむしろ「リキ入ってるな!」という感じ。「4K だとこんな綺麗な映像をお見せできるんですよ!」とカメラマンが誇らしく語っている感じがある。

夜のシーンでの陰影のつけ方、画面の奥行きの出し方、等々。

最初のシーンで、書斎で仕事をしている島村(高橋一生)を女中が呼びに来る。手前に島村を置いて、奥のドアを開けて女中が顔を覗かす2ショットなのだが、2人の会話の間中、カメラの焦点はずっと女中に合っていて、島村はぼかしてある。島村の台詞の間もずっとそうなので少し驚いた。

ドラマを通してこんな風に被写界深度を浅くして(他のシーンでは無論手前ではなく奥がぼかしてあるのだが)見事な奥行きが出ている。

宿の浴場から帰ってきた島村が部屋に続く廊下の階段を上がろうとしたら、上に駒子が来て立っているシーンも凄かった。階段の下からあおった画なのだが、相当の角度がついていて、駒子の着物の裾が広がっていることもあって彼女が大きく、存在感たっぷりに映り、角度がきついのでその奥に映っているのは壁や襖ではなくて天井である。

他にも挙げればきりがないが、全般にコントラストが非常にくっきりしていて、どうよ、4K ってこんなに綺麗に映るんだよ、と言わんばかりにまざまさと見せつけてくれた。

先日観た『ふたりのウルトラマン』も 4K だったが、アーカイブ映像が多かったこともあるのか、あのドラマではそんなことは全く感じなかったな。

4K が登場した当初は、カメラがちょっと速く動くと、観ているほうは軽く乗り物酔いしたような感覚に襲われたものだが、技術の進歩で、今はカメラが動くとなんとも言えない趣を感じたりしてしまう。

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Thursday, May 12, 2022

『謎ときサリンジャー―「自殺」したのは誰なのか―』竹内康浩・朴舜起(書評)

【5月12日 記】 僕はサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を3回読んでいる。最初は野崎孝の訳で、次いで原文で、そして最後に村上春樹の訳で。

初めて読んだ J・D・サリンジャーは短編集『ナイン・ストーリーズ』に収められていた The Laughing Man で、これも翻訳ではなく英語で読んだ。

『ナイン・ストーリーズ』については For Esmé—with Love and Squalor も原文で読み、その後この短編集の9編を野崎訳で読み、まだ読めていないのだが柴田元幸の訳も手に入れている。

それ以外にも、Franny and Zooey は原文、野崎訳、村上訳で3回読んでいるし、『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア-序章-』も『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』も読んでいる。

そんなサリンジャー・フリークにとっては、この本はたまらなく面白い。もう寝っ転がったまま飛び上がりたいぐらい面白い。

『ナイン・ストーリーズ』冒頭の『バナナフィッシュにうってつけの日』では、グラス家の長兄であるシーモアがピストル自殺をするところで終わるのだが、実はシーモアは自殺したのではなかったのではないか、というところからこの本の考察が始まる。

全ての読者がシーモアが自殺したことを疑いもしていないはずだが、しかし、この小説の後半になると、急にシーモアという主語は出てこなくなり、「若い男は」という書き方しかされていないことを、この本の著者はまず指摘する。

とは言っても、この本が展開しているのは、ミステリ小説の謎解きのような分析ではない。

著者はシーモアは死んでいないとは言わない。著者が言うには、死んだのはシーモアであっても、引き金を引いたのはその弟で作家のバディーだったのではないかということなのだ。

しかし、他の作品を読めば、バディーがシーモアの訃報を受けて駆けつけてくる記述があり、シーモアが死んだときに側にバディーがいなかったのも明らかだ。

読み進んで行くと、著者の指摘は、死んだのは「シーモアかバディーのどちらか」であり、それはどちらかとしか言いようのないどちらかだったのだという、何だか分からない主張になってくる。しかし、そのことは『ハプワース』の中で7歳だったシーモアが予言していると言う。

それを読み解いた著者の解釈は「若い男」が死んで、その二重性をバディーが背負い込んだということなのである。

バディーという人格の半分が死者シーモアによって成り立つことになった。

サリンジャー自身もまた、自分が書くものは死者が半分を書いていると感じていたのかもしれない。

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Wednesday, May 11, 2022

GW を振り返る

【5月11日 記】 ゴールデン・ウィークが終わった。

妻は会社勤めではなく、ちょっと不規則な働き方をしていて、この連休中にも仕事の日が何日かあった。毎年そんな感じだったのだが、今年は仕事が多めに入っていたような気がする。

彼女にとってはせいぜいがブロンズ・ウィークぐらいだったんじゃないかな。

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Monday, May 09, 2022

【note】今それをやる意味

【5月9日 埋】 昔このブログに書いた文章に少し筆を入れて note にアップしました。

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Saturday, May 07, 2022

映画『ツユクサ』

【5月7日 記】 映画『ツユクサ』を観てきた。

脚本家の安倍照雄という名前に聞き覚えがなかったので、調べてみたら『ふしぎな岬の物語』を書いた人だと言うので一旦は観ないことにした(笑)のだが、映画通の知人が褒めていたので、気を取り直して観に行った。

平山秀幸監督の映画を観るのはこれが6本目だが、僕の中ではこの人は結局『しゃべれども しゃべれども』を超えるものを撮れていない気がしていた。

この人はあまり SF的だったりサスペンスっぽかったり、あるいは“感動の人間ドラマ”みたいな題材よりも、今回のようなネタのほうが向いていると思う。いみじくも本人が、

ここのところ、作る方も観る方も力が入って構えるような作品が続いたので、今回はリキまない映画づくりをしようと思っていました。

と言っている。そう、まさに今回の作品は「力が入って構える」ような作品とは対極的なところにある。そして、まさに力みの取れた良い作品に仕上がったと思う。

冒頭は天文学好きの少年・航平(斎藤汰鷹)が語る隕石の話。そして、彼が「親友」と呼ぶ、親子以上に年の離れた女性が五十嵐芙美(小林聡美)だ。

芙美は海辺の街のウォッシュタオル工場で働いている。一人暮らし。断酒会に参加している。──そういう彼女のプロフィールが少しずつ語られる。そして、彼女の運転する車に隕石の欠片(だと航平は主張する)が当たって、車は横倒しになる。

横倒しになった軽自動車の中で立ち上がっている小林聡美の構図がなんとも愉快だ。

その芙美を車で迎えに来てくれたのが、同じ工場で働く直子(平岩紙)で、実は彼女が航平の母親である。芙美はこの直子と、同じく同僚の妙子(江口のりこ)と親しく、いつも3人で昼食を取り、たまに3人で買い物にも行く。

そして、芙美と同じく、やっぱりいろいろと悩みを抱えている直子や妙子のサイドストーリーも、芙美の心情と並行して描かれて行く。

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