Sunday, December 17, 2017

掃除とヒゲ

【12月17日特記】 シェーバーでヒゲを剃るのは掃除機をかけるのと似ている。

そもそもヒゲ剃りは掃除と似ている。何度剃ってもヒゲは生えるし何度きれいにしてもまた埃は溜まる。

それに加えて、掃除機を何度床に這わせても取れないゴミがあるように、シェーバーを何往復しても剃れないヒゲがある。掃除もヒゲ剃りもそれを確認しながら同じ場所をやり直したり次の場所に移ったりしなければならない。

掃除もヒゲ剃りもそこが面倒なところだ。

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Saturday, December 16, 2017

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

【12月16日特記】 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を観てきた。

これはもう年中行事と言うかお祭りみたいなもので、映画が面白いとかよくできているとかいう次元を超えている。

前回監督を務め、シリーズ最終作「エピソードIX」でも監督を務める J・J・エイブラムスが今回は製作総指揮に回り、あまりよく知らない人(ライアン・ジョンソン)が監督・脚本を務めていて、それなりに彼の色が出ている。

僕はてっきりルーカスが詳細に書き残した「原作」が存在するのかと思っていたのだが、実はライアン・ジョンソンが前作のラスト・シーンからどう続けるかを必死で考えて作り上げたようだ。

特に彼の色がよく出ているのは人物設定だと思う。

闇と光の間で依然として揺れ動き続けるカイロ・レン(これはアナキンもそうだった)と対照的に、何があってもどこまでも揺るがないレイ。

若い頃はあれほど快活だったのに深く悩み沈み込んでいるルーク・スカイウォーカー。過去作でも若きジェダイは闇の誘惑に負けそうになって苦闘したが、年齢を重ねたジェダイ・マスターがこんなに悩み多き存在として描かれることはなかったのではないか。

そして、レイアの後を継ぐが「こんな人で大丈夫なのか?」という印象を与えるホルド。この人物の設置が展開にアクセントを与えている。また、新しく登場した東洋人女性整備士ローズも面白い。

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Thursday, December 14, 2017

電車のアナウンスに思う

【12月14日特記】 電車の駅や車内でのアナウンスに覚える違和感については、このブログではなくホームページのほうにも過去に書いたことがあるが、やっぱり時々ひっかかる。

曰く「電車が遅れましたことを心からお詫びいたします」。

嘘つけ、と思う。心から詫びてないだろう。てか、そもそも心から詫びるこたぁない。大げさなのだ。でも、乗客の中には「遅れたんだから謝れ」と言って譲らない人も多分いるのだろう。

だから、形だけ謝っておけばよろしい、というのが僕の認識。だから、「心から」と言われると、逆に反発を覚える。

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Tuesday, December 12, 2017

『祈りの幕が下りる時』マスコミ試写会

【12月11日特記】 映画『祈りの幕が下りる時』のマスコミ試写会に行ってきた。東野圭吾原作で、阿部寛の当たり芸となった「新参者」シリーズである。

最初のテレビ・ドラマ・シリーズは全回観た。その後の単発ドラマ『赤い指』も観た。それに続く劇場版『麒麟の翼』も観た。その後のテレビのスペシャル『眠りの森』は観ていないと思う、多分。

映画が始まってすぐに思ったのは、あれから何年経ったのだろう?ということ。と言うのも、最初に出てきたのが阿部寛が演じる日本橋署の刑事・加賀恭一郎ではなく、加賀のいとこであり、捜査一課刑事の松宮脩平(溝端淳平)だったから。

あの頃はいかにも新米刑事という感じだった松宮が、めっきり刑事らしくなっているではないか! 

調べてみるとテレビの初回が2010年10月。この7年の俳優・溝端淳平自身の成長と松宮刑事の成長が重なって見えてくるところが面白い。

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Monday, December 11, 2017

引越して気づいたこと──技術の進歩

【12月11日特記】 この夏、18年ぶりに新築のマンションに移ったのですが、やっぱり新築は良いです。

いや、女房と畳は、みたいなことを言いたいのではありません。そりゃあ何でも新しいほうが気持ち良いわな、なんてことではないのです。そこには技術の進歩があるのです。

例えば新築のマンションでは、浴室の排水口に溜まった髪の毛は、昔と比べて遥かに簡単に、しかも、あまり汚らしい思いもせず取り除くことができます。

お風呂の蓋は昔と比べて圧倒的に汚れがつきにくく、また掃除しやすくなっています。また、24時間換気のシステムがあれば、浴室の壁や床に生えたカビをこすり取るなんて作業はほとんど必要なくなります。床は真冬でも冷たくありません。

浴室だけでもこれだけの技術の進歩があるのです。マンション全体を考えると、生活は格段に快適になっているはずです。

そういうことは多分衣食住すべての面であるのだと思います。

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Sunday, December 10, 2017

映画『光』

【12月10日特記】 映画『光』を観てきた。小さな館だったが満員だった。

監督は大森立嗣。僕としては『ゲルマニウムの夜』『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』『さよなら渓谷』辺りの印象が強いのだが、これ以外に『まほろ駅前』シリーズや『セトウツミ』もあったことを考えると、この監督が如何に多才かが分かる。

原作はその『まほろ駅前』シリーズの三浦しおん。僕は『風が強く吹いている』と『舟を編む』しか読んでいない。今回、へえ、こんな小説も書くのか、とちょっと驚いた。

複雑な話である。そして 137分という長い映画である。美浜島という原生林が生い茂る小さな島で育った3人の物語。

14歳の信之と美花は親に隠れてコンドームを調達した上で落ち合う仲。10歳の輔(たすく)は信之を兄のように慕いつきまとう。輔が父親の暴力を受けていることは誰もが知っているが、誰もどうしてやることもしないし、できない。

そんな中、信之は美花が見知らぬ男とまぐわっているところを目撃する。暴行を受けているのか合意の上なのか半信半疑のまま、美花の「そいつを殺して」という言葉を受けて信之は男を撲殺してしまう。

そして、いつものように信之の後をくっついてきた輔が全てを見てしまい、持っていたカメラで死体の写真も撮る。

物語はその25年後に転じ、市役所に勤め結婚して子供もできた信之(井浦新)とその妻・南海子(橋本マナミ)、解体工場で働きながら信之の居場所を突き止めた輔(瑛太)、そして、経歴を明かさない美しい女優となった美花(長谷川京子)らが描かれる。

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Wednesday, December 06, 2017

ハッピーホリデーカード

【12月6日特記】 アメリカでは最近 Merry Christmas! ではなく Happy Holidays! と言うらしい。非キリスト教徒に対する配慮である。

いろんなお店がこの季節の装飾からサンタクロースや樅の木を外し、緑と赤の組合せを赤一色に変えるなど、ちょっと僕らの想像を超えた対応になっている。

一方で、そういう動きを“反キリスト的”なるものとして排撃しようとする人たちもいるとか。かなりデリケートな、いや、かなり政治的な問題になってきたみたいだ。

“政教分離”は近代国家の常識だが、それを切り分けようとするのは、宗教は放っておくと往々にして政治的な凶器になるからである。

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Monday, December 04, 2017

12/4サイト更新情報

【12月4日特記】 サイトを更新しましたのでお知らせします(このブログではなく、併設している私のHPの更新案内です)。

何度か書きましたが、今年いっぱいで更新を終えて来年1月末で閉める予定です。残りは今回を含めて2回。今回も言葉のエッセイのみの更新で、しかも過去何回も同じようなことを書いてきたテーマです。

というわけで今回の更新は下記の通り:

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Sunday, December 03, 2017

エレベータの幸運

【12月3日特記】 以前にも書いたことがあることだけれど、エレベータの話。

ウチのマンションのエレベータの籠(これを籠と呼ぶのだということは最近知ったのだが)の中にはカメラが付いている。それは防犯上の観点から珍しいことでもないが、ウチの場合、各階にモニタがあって中の様子が映っているのである。

それを見て、「ああ、1階から誰か上がって来るぞ」とか「くそっ、こっちは急いでるのに、5階からまた誰か乗ってきた」などと考えながらエレベータを待つわけである。

さて、先日帰宅して1階のエレベータ・ホールに行くと、折悪しく誰かの乗った籠が上がり始めたばかりだった。そして、ある階でエレベータは止まって乗っていた人が降りたのだが、その人が降り際に1階のボタンを押すのが見えた。

1階で待っている僕にとってはこれはありがたいことではあるが、僕はそんなことは決してやらない。そういうことをやる人の気が知れない、というか、どういう料簡でそういうことをやるのか理解できないのである。

だって、次にエレベータを利用する人が何階から乗って何階に行くか予断を許さないではないか?

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Thursday, November 30, 2017

牛じゃが煮込み

【11月30日特記】 今日の昼、和食の店に入ったら「牛じゃが煮込み定食」というメニューがあって驚いた。注文してみると、何のこたぁない、肉じゃが定食ではないか。

昔ホームページにも書いたことなのだが、結婚して間もないころ、妻が肉じゃがを作ると言い、出てきたものに入っていたのが豚肉だったので大いに驚いたことがあった。不満だったわけではない。ただ、驚いたのである。

関西人にとっては、肉と言えば牛肉である。だから肉まんと言わず豚まんと言うのである。豚肉と卵の入ったお好み焼きは豚玉だが、その豚肉が牛肉になると牛玉ではなく肉玉になる。

妻は「なんでー? 豚肉だって肉じゃない?」と言ったが、そんなことを言えば魚肉だって肉である。

肉と言えば牛肉なのは、卵と言えば鶏卵なのと同じである。卵料理という名目で明太子が出てきたら驚くだろう。──そんな話をした記憶がある。

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Monday, November 27, 2017

Access から筆まめへ

【11月27日特記】 いつかこういう日が来ると予期はしていたが、ついに Microsoft Access で作った住所録がぶっ壊れた。

ここにも何度か書いたことがあるのでご存じの方もおられるかもしれないが、ウチは年賀状ではなくクリスマス・カードを出している。その宛先の住所管理を自作の Accessファイルでやっていたのだ。

1994年に最初の PC を買って、僕が最初に自分でインストールしたのは Access だった。そもそも僕はデータベースを作りたくて PC を始めたのである。それで自分で少しずつ勉強しながら鑑賞した映画のデータベースと住所録(当初は年賀状用)を作った。

その住所録が壊れたのである。壊れたと言っても、大元となるテーブルは生きている。フォームからちゃんと編集もできる。たくさんあるクエリも全部機能している。ただ、レポートがどれもダメになってしまった。

僕はクエリを使って今年カードを送る人を抽出し、ハガキの雛形に合わせたレポートで宛名書きをしているのである。このレポート群が、どれをダブルクリックしてもエラーが出る。

自分で作ったものとは言え既に20年ほど経っていて、いろいろ調べてもどこをどう書き換えれば良いのか分からない。郵便番号の箱の中に数字をひとつずつピッタリ入れ込むのに苦労した、言わば「労作」ではあり、残念ではある。

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Sunday, November 26, 2017

映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』

【11月26日特記】 映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』を観てきた。これは岸井ゆきの目当て。

彼女を初めて観たのは多分『銀の匙』だが、この時の記憶はない。テレビドラマ『となりの関くんとるみちゃんの事象』でるみちゃんの変なクラスメート役をやっていたのに目が止まった。そして『ピンクとグレー』で俄然「この子はいいぞ!」という感じになった。

テレビドラマ『ランドリー茅ヶ崎』のゲスト出演も非常に印象深かった。その後もいろんな映画やテレビドラマで彼女を見つけるたびに注目してきた。でも、主演するとは正直思わなかった。

映画の冒頭でギシギシという音。僕は冗談でも何でもなく、この音は何の音だったっけ、古いミシンとか機織り機?などと考えていたのだが、これは春野吉子(岸井ゆきの)と圭介が(松澤匠)が自宅2階のベッドでセックスする音だった。

ちなみに松澤匠は『オーバー・フェンス』で満島真之介をいたぶる中卒の訓練工を嫌味たっぷりに演じていたあの役者である。

そこへ電話がかかってくる。圭介の「出なくていいの?」の声でセックスを中断して電話に出る。それは祖父の死を知らせるものだった。で、吉子は服を着てベランダに出る。何をするかと思ったら、なんと庭には父・清二(光石研)がいて、吉子が上から呼びかける。「おじいちゃん、死んじゃったって」

面白いアバンタイトルである。ぐっと興味をそそられる。

で、その後は人が死ぬとやらなければならないことをやっているシーンが続く。遺体を病院から運び出し、通夜と葬儀、そして、残された認知症のおばあちゃん(大方斐紗子)をどうするか?

田舎の街だから親戚がみんな近所にいる。吉子の父・清二は次男で長兄の昭男(岩松了)とは仲が悪い。清二は家族に理由も言わず「早期退職」しており、昭男のほうは妻・ふみ江(美保純)と離婚し、息子の洋平(岡山天音)は大学に落ちて引きこもり状態、娘の千春(小野花梨)は高校生なのに飲酒喫煙三昧。

それぞれにいわくつきのそんなみんなが集まってくる。ひとり都会に出て成功している清二の妹・薫(水野美紀)や東京で大学に通っている吉子の弟・清太(池本啓太)も帰ってくる。

昭男と清二の不仲を核として、みんなにそれぞれ勝手な言い分もあっていろいろと揉める。昭男の妻・ふみ江は息子と娘をおばあちゃんの家まで送ってくるが、自分は関係ないと通夜にも葬儀にも出ない。

そして、吉子はおじいちゃんが亡くなった時にセックスしていたことに何となく罪悪感を覚えている。

ま、そういうことを背景にした日常が描かれる。大きな事件はない。

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